ブライダル大手の(株)ノバレーゼは、新郎新婦の結婚式場の見学・内覧に、「Zoom(ズーム)」や「Skype(スカイプ)」といったテレビ会議システムを初導入します。
外出自粛要請が続く中、自宅から気軽に会場見学ができるよう“オンライン内覧”は、政府の緊急事態宣言の解除後から順次、全国24府県31店舗にて実施。
新型コロナウイルスの感染拡大で暗いニュースが続く中、新郎新婦の「ハレの日」を話し合う場をつくり、少しでも明るい日常を提供できればと考えです。
テレビ会議システムは、Zoom(ズーム)をメーンに、新郎新婦の利用状況に応じてSkype(スカイプ)とFaceTime(フェイスタイム)も使い分けます。
ウエディングプランナーは、操作性とモバイル性、手元のブレ防止を考慮してiPad(アイパッド)を使います。
ビデオ通話による内覧は、ラウンジでの挨拶と会社概要、施設概要の説明から、通常通りの手順で始めます。
施設紹介では、パンフレットの写真や結婚式の動画、二人に合う挙式イメージを相手画面に映し出すなどして、システムの機能を活用しながら、普段の接客をそのまま行います。
その後、iPadで館内を撮影しながら、移動します。
披露宴会場やチャペル、控え室等を”ビデオ内覧”します。
列席者の頭上、大階段から新郎新婦が入場するといった人気演出も披露します。
カメラは新郎新婦の目線で撮影するようにして、披露宴当日の二人の目に映る光景をご覧いただくようにします。
遠隔でも臨場感をもって会場見学が出来るようにします。
接客は基本的に、説明者と撮影者の2人1組で対応します。
映像の手振れ防止などに注意しながら、カップルが手元の小さなスマートフォンで参加しても、見やすい動画を心がけます。
またズームやスカイプの利用時には顧客ごとに、IDとパスワードを都度発行するなどして、セキュリティー対策も講じます。
実施に向け、式場案内におけるテレビ会議システムの有効な使い方や注意点等をマニュアルにまとめるなどしており、質の高い「式場のオンラインテレビ内覧」をお客様に届けます。
サービスは、24府県の全施設31店で行います。政府の緊急事態宣言の解除や各地方自治体の自粛要請など状況を見ながら、順次実施を検討してまいります。
ビデオ通話への参加は、新郎と新婦のほか、両人の親族など複数の拠点から気軽に参加できるメリットもあります。
家族も交えて「ハレの日」の打ち合わせをしながら、暗い昨今の日常を少しでも明るく出来ればと考えています。
ビデオ内覧やオンライン接客、試験運用で成果
当社では、緊急事態宣言発令前に、テレビ会議システムを試験導入して、館内見学をリアルタイムの映像でご覧いただく「オンライン内覧」を実施したところ、2件の接客で2件ともに受注に至りました。発令後は、全国の式場を休業にしたため、現在は接客スキルの高いプランナー3人が在宅で、全国25府県32店舗の会場を案内する「オンライン接客」に切り替えています。「オンライン接客」の申し込みは順調に増えており、スタッフを増員して対応していきます。
今回、「式場選びは実際に足を運ぶもの」という昔から続く価値観が変化する潮目を感じ、緊急事態宣言の解除後からテレビ会議システムの本格導入に踏み切ります。
ブライダル業界では、コロナウイルスの感染拡大によって、結婚式の延期・中止にかかるキャンセル料金の話題が、新郎新婦のSNS等を通じて大きくなっています。当社はいち早く、延期手数料を一切いただかないなどの方針をとっており、今回のオンライン受注でも、挙式日を今決めることに対するお客様の安心材料につながっています。今後も顧客に寄り添うサービスを展開していく所存です。
(プレスリリース資料より転載。)