梅雨明け前の晴れ間がのぞく日に掛川の城下「竹の丸」邸宅と庭園に行ってきました。
平成19年1月30日に市の文化財指定を受けた竹の丸(旧松本邸)は、平成19年6月から修復工事を行い、平成21年5月30日に落成式を迎え一般に公開されています。竹の丸は、明治時代の名家松本家が建築した住宅で、明治・大正時代の建築様式を色濃く残す掛川市の指定有形文化財です。
門から邸宅につながる道の両脇にも立派な樹木が整備されています。ここからお屋敷の中に進んでいきます。
お屋敷入り口横には庭園へとつながる門があり重厚さを放っています。
敷居を上がり広間へとつながります、この邸宅では現在カフェもあり今の季節かき氷も提供されていますよ。
明治時代、葛布を扱う豪商松本家がここに邸宅を構えました。明治36年に掛川の名家で葛布問屋であった松本家が竹の丸に主屋、離れ、庭園からなる本宅を構えました。昭和11年掛川町に寄贈された旧松本家の住宅を竹の丸と呼んでいます。
この場所で当時生活の営みがされていた写真が飾られていました。当時に想いを馳せながら写真の鑑賞をしました。貴重な記録ですね。
読書する松本義一郎氏(大正時代末期〜昭和時代初期と推定)
松本家が転居するにあたり、邸宅は掛川市に寄贈され「竹の丸」として、 市職員の厚生施設として、また、市民活動の拠点として利用されてきました。
お庭hこの季節綺麗に整えられた芝庭の緑が特に鮮やかに映えています。深緑が美しいお庭で一休み。当時に想いを馳せます。
平成19年に市指定有形文化財に指定されました。また、同年から修復工事を行い、明治・大正時代を偲ぶ姿で復元されました。四季折々の美しい庭園や掛川城を見ることができ、併設のカフェでは、コーヒーやケーキが楽しめます。離れは大正末期から昭和初期にかけて、平屋建から二階建に増築されています。