幼少時よりモノ作りが好きだった本郷さん。子どものころスピーカーを手作りで作ったことがモノづくりを始めるきっかけ。それからはなんでも自分で作ってしまうようになっていた。昔から音楽が好だったこともあり、音楽に関わる仕事に就きたいと高校時代ギター職人に職を求めに行ったが断られ続けたため、大学に進学。大学時代はギターばかり弾いていた。ギター仲間はギターのレベルが高くて4人ほどプロになったという。その人たちにいつも刺激されていた。ピアノ工房に就職したころ、モノ作りの初心に戻ろうとして、小さいころやっていた刃物とぎをもう一度勉強し直した。現在個人でギター、ウクレレを製作しクオリティを追及している。現在ギターの種類は職人によって違い多様化。いい音を作るにはギターの時代をさかのぼるしかないと考えた。本郷さんは昔のすばらしい楽器に近づけようと、以前の職人生活に近づけようとした。できるだけ生活をシンプルに。ギターを作るうえで必要な湿度40%のオリジナルの工房で作業。本郷さんのギターは簡単に弾けるギターではなく、演奏者とともに成長するギターといえる。
本郷道太談/この仕事は上達していくのが分かり、また、自分の楽器でいい演奏をしてもらえるととても嬉しく、とてもやりがいがある仕事だと思います。子どものころからモノ作りをしていたという積み重ねによって今の技術があるのだなと感じます。
http://www2.odn.ne.jp/hongoh-guitar/
資料提供/一般社団法人グローバル人財サポート浜松