二の丸美術館は、細密工芸品を主とする木下コレクションと、近代日本画を収集した鈴木コレクションを主に収蔵しています。
落ち着いた建築。城下ならではの佇みです。
掛川市二の丸美術館は、たばこ道具などの細密工芸品を主とする木下コレクションと、近代日本画を収集した鈴木コレクションを基に、平成10年4月に開館。木下コレクションはたばこ道具、印籠、藤蔵具、書画など約2,000点を数え、なかでもたばこ道具は秀逸な作品が数多く収集されています。地域の芸術文化活動の拠点施設として、細密工芸品・近代日本画・郷土で活躍した人々の作品などを公開。
のんびり散策してみてはいかがでしょうか。
美術館内の撮影は禁止です。しかし、館内の案内をしていただきました。展示されている掛川の歴史と美、東海道五十三次の浮世絵。当時の地図。当時の女性が夏の羽織ったとされる羽織が絵画とともに実物が展示されていました。金糸銀糸の織りなす高級感漂う羽織は保存状態も良く見事に輝いていました。女性の興味を引く着物でした。館内の学芸員さんがとても親切に一点一点説明をしてくださいました。さすが歴史を知り尽くした学芸員さんの説明にまたひとつ学びを授けていただきました。美術館に行かれたら学芸員さんにお話を聞くと良いですね。みなさん優しい方ばかり。
現在開催されている展覧会
掛川の歴史と美 -藩主の美意識と掛川宿-
開催期間:7月23日(木・祝)から10月11(日)まで
本展覧会は、文化・学芸の側面から、掛川・横須賀の歴史と藩公ゆかりの歴史資料及び美術品、あわせて江戸時代の東海道と日坂宿、掛川宿を描いた浮世絵版画を3章構成で紹介します。
第1章「掛川藩主山内家・同太田家ゆかりの美術遺品」
第2章「横須賀藩の文化・芸術振興」
第3章「浮世絵に描かれた日坂宿・掛川宿」
歴史の学びに散策に。この夏のプチ旅行にいかがでしょうか。