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「豊田佐吉記念館」母のため、人々のため発明を目指した偉人。

豊田佐吉記念館は静岡県湖西市山口にあります。
トヨタ自動車の礎を築いた豊田佐吉の業績を伝える記念館です。

外観

復元された江戸時代後期の生家や
父親に隠れて研究を行った納屋、
佐吉が発明した織機や特許証など
ゆかりの品々が並ぶ展示室があります。
みかん畑を抜ける散策路もあります。

案内看板

豊田佐吉銅像

豊田佐吉は慶応3年(1867年)2月14日に
遠江国山口村(現在の静岡県湖西市山口)に生まれました。
佐吉は小学校を卒業すると父の大工仕事を手伝いました。
ある日、佐吉が隣村の小学校へ仕事に行った際、
努力して世の中のために尽くした発明家のことを書いた
「西国立志編」という本の話が教室から聞こえてきました。
佐吉はその話に大変感動し、
自分も人々の役に立つ発明をしたいと思うようになりました。

豊田式木製人力織機(とよたしきもくせいじんりきしょっき)

朝早くから、夜遅くまで
休みなくはた織りをしている母親や村の人達を見て、
少しでも楽に織物が織れる機械を発明しようと決意。
佐吉は納屋にこもって、夜遅くまで懸命に機械の研究をしました。
失敗の繰り返しの末、豊田式木製人力織機を発明。
23歳の時でした。

展示室

展示室には佐吉が発明した織り機や特許証などの貴重な重要書類が展示されている。

佐吉の生涯をイラストの年表で説明されているので
大変興味が湧く。
子どもにもわかりやすく、勉強になり、感動する。

イラストで年表

佐吉の発明した織り機

特許証

 

散策路


公園のように整備された敷地内には、
復元された生家や父親に隠れて研究を行った納屋、
佐吉が発明した織機なども見ることができる。
素早しい深緑の中を進みます。
階段が少し急ではあるので
ウベらない運動靴で見学することを
お勧めします。

佐吉の生家

生家が見えてきました。
下山です。

復元された生家

1990年10月に復元された生家。
佐吉の父親伊吉が佐原家から独立して、
豊田家を継いで住んだところ。
ここに伊吉、えい夫妻が住み
佐吉、平吉、佐助、はんが生まれ、
後に、トヨタ自動車を設立した佐吉の長男、喜一郎もここで生まれた。

当時の農作業の道具や仕事道具などが展示されています。
生家に展示されている民具は
てづち
草鞋作り代
草鞋
わらみの
もっこ
とうみ
しょいこ
えぶり
ふるい

株抜き鍬
端打ち

木臼と竪きね
弁当いじこ
など。
実際の写真が展示されています。
昭和40年頃の撮影だそうです。
リヤカーや洗濯物も映り込んでいて臨場感がありますね。
昭和の頃に思いを馳せてしまいました。
歴史探索のプチ旅行に
豊田佐吉記念館を訪れて見てはいかがでしょうか。
日本の発明王を身近に感じて、自然にも触れて、
素晴らしい場所でした。
豊田佐吉記念館
静岡県湖西市山口113−2
電話 053-576-0064
時間 9時30分〜17時00分(4月1日〜9月30日)
9時30分〜16時30分(10月1日〜3月31日)
休日 水曜日(祝日の場合は翌日)
年末(12月26日〜12月31日)
年始(1月6日〜1月8日)
2月の最後の水曜日の直前の月・火曜日
9月第1水曜日の直前の月・火曜日
料金 無料

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