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◇ ブライダル大手 ノバレーゼ、静岡市にドレスショップ開業
◇ 国登録有形文化財「旧マッケンジー住宅」の婚礼受注開始
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結婚式場大手の(株)ノバレーゼ(東京、東証スタンダード上場)は、ウエディングドレスをレンタル・販売するドレスショップ「エクリュスポーゼ静岡店」を、静岡市駿河区豊田2で、2025年7月18日(金)に開業します。
2026年3月には同地区で、結婚式を行える「HOMAM(ホマム) 旧マッケンジー邸」(静岡市駿河区高松)の開業も控えています。
左の建物が「旧マッケンジー住宅」で、右が新築する施設 ※イメージ
「ホマム」近くにドレスショップを開業することで、衣裳から当日の結婚式までをトータルにサポートできる体制が整います。また、ドレスショップ内には、「ホマム」の営業拠点となる開業準備室を開設し、7月18日から婚礼の予約受付を開始します。当社が静岡市に出店するのは初めてで、静岡県での新規開業は約20年ぶりです。これまで2007年に浜松市にオープンした結婚式場「アマンダンライズ」(浜松市)とドレスショップ「エクリュスポーゼ浜松店」(同市)で、質の高いサービスを提供してきました。今後は県内4店舗となり、ブランドの認知度を高め、顧客の裾野の拡大につなげます。
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コロナ禍で落ち込んだ婚礼需要が回復
県内の挙式・披露宴の総額、3年前と比べ54.6万円増
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「ゼクシィ結婚トレンド調査」によると、2024年度の静岡県の挙式・披露宴にかける平均総額は、新型コロナウイルス禍で沈んだ2021年度の293.1万円から54.6万円増の347.7万円まで伸長しています。これは同年度の全国平均(343.9万円)を上回っており、県内の婚礼需要の回復がうかがえます。当社は、ドレスショップ「エクリュスポーゼ静岡店」と、結婚式を行える「ホマム」で、お客様を相互に案内するなどして連携し、送客での相乗効果を狙います。そうして、ここ静岡の旺盛なブライダル需要を捉えます。
※リクルート「ゼクシィ結婚トレンド調査 2024 静岡」
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カラードレスは約60着、ブランド最多のラインアップ
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「エクリュスポーゼ静岡店」は、JR静岡駅から車で12分の好立地で、南中央通り(通称SBS通り)沿いにオープンします。視認性の高い角地の路面店で、外観は開放感のある一面ガラス張りの設計です。
約98坪(323.02㎡)の店内は、ドレスを引き立たせるホワイトを基調とした気品のある空間で、フィッティングルームを3カ所設けます。
衣裳は、ウエディングドレス(約80着)やカラードレス(約60着)を約140着用意します。
カラードレスは、当社の運営する全国16店の「エクリュスポーゼ」ブランドのドレスショップの中で最も多い点数で、定番のブルーやピンクから、最近人気のブラックやブラウンなども扱う豊富なラインアップです。
ウエディングドレスやカラードレスは、定番のAラインのドレスに加え、セミAラインやマーメイドラインといった、昨今トレンドのやや細身ながらリラックス感のある柔らかなシルエットのドレスも提供します。
店舗で取り扱う衣裳の9割がオリジナル商品で、当店にしかない特別感のある品ぞろえで、他社との差別化を図ります。ドレスのレンタル価格は税込22万円から同43万円です。衣裳以外にも、イヤリングやネックレス、ヘッドアクセサリーなど、ドレスを華やかに演出する小物類を、多く取りそろえます。
ドレスコーディネーターが、試着の段階から、衣裳に合わせてヘアスタイルをアレンジし、アクセサリーもセレクトするので、新郎新婦は披露宴当日に近い姿を確認しながら、ドレスを選べます。
ドレスのほか、タキシード(約60着)や新郎新婦の和装(約30着)もそろえます。
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「HOMAM 旧マッケンジー邸」について
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当社は、国の登録有形文化財である静岡市駿河区の歴史的洋館「旧マッケンジー住宅(通称 旧マッケンジー邸)」とその周辺市有地の管理・運営を同市から受託し、住宅を含む約7300平米の敷地一帯を「HOMAM(ホマム)旧マッケンジー邸」と名づけ、結婚式場やレストランなどに再生します。開業時期は、2026年3月を計画しています。
「HOMAM 旧マッケンジー邸」 ※イメージ
敷地内には、2階建ての建物(延床面積900.23平米)を新築します。その建物内には、最大着席数120人のレストラン兼イベント会場や100人を収容できるミュージックホールをつくります。
それぞれ結婚式場(レストラン兼イベント会場)やチャペル(ミュージックホール)としても利用できるように設計し、施設全体の売上向上を狙います。
上)バンケット(披露宴会場) ※イメージ
下)チャペル ※イメージ
静岡茶の振興や福祉の増進に尽力した故マッケンジー夫妻の旧居宅は、建物をそのまま残しながら、館内をラウンジスペースや旧マッケンジー住宅にまつわる歴史展示スペースなどに活用します。
敷地一帯を一般開放します。大人から子どもまで、幅広い層が利用できる環境にして、市民の来場を促します。

