浜松市西区雄踏町宇布見 国の重要文化財 中村家住宅。
立派な門構えの住宅を見学しました。
中村家・主屋
約3,000平米の敷地内にある寄棟造葦葺平屋建、
桁行(間口)21.3m、梁間(奥行)11.2m、平面積238.7平米。
棟通りと梁間方向中央の柱通りを揃え、
これを境として、桁行方向に部屋が食い違いの配置になっているという特徴がある。
主屋の構造は、側柱(外回りの柱)は省略なく、
部屋境は2か所を除いて柱を1間ごとに、楚石の上に直接立て、
おもに貫(ぬき)で相互の連結がはかられている。(資料より)
この地の大庄屋中村家の住居で結城秀康誕生の家。
最近は浜名湖の護岸工事が進んだためにより葦が取れず、
地元の素材ではなく他地方から取り寄せして作業をされたそう。
中村家の歴史
中村家の初代中村正範は源範頼の末裔の武士で
大和国広瀬郡中村郷に住んだ。
文明13年(1481)には、14代正實が今川氏に招かれ、
遠江国磐田郡大橋郷に領地を賜り、
その後、敷知郡和田、平松、宇布見、山崎、
大白須の五か荘が与えられ、
文明15年(1483)に宇布見に屋敷を構えた。
16世紀の今川氏の時代には、同氏の家臣で代官を勤め、
浜名湖の軍船を支配した。
胞衣塚
結城秀康がこの中村家で生まれ、
その胞衣(えな)を埋めた塚。
塚上の梅の木は、徳川家康のお手植えと伝えられ数代を経ている。
静岡県浜松市西区雄踏町宇布見4912-1
開館時間
午前9時30分~午後4時30分
受付時間
午前9時30分~午後4時
開館日
金・土・日曜日・祝日
☆12月28日から1月4日を除く
駐車場
有り
観覧料
おとな:200円
高校生:100円
70歳以上:無料
こども(中学生以下):無料
団体(おとな):
20人以上は1人160円
80人以上は1人120円
障がい者手帳又は療育手帳をお持ちの方は本人・その介護者1人:無料
交通案内
バス
浜松駅から宇布見山崎線「宇布見領家バス停」下車 南へ徒歩1分
電車
東海道本線舞阪駅下車 北へ徒歩20分
お車
東名浜松西インターから南へ15分