浜松楽器職人名鑑 佐藤剛(ギター) vol-11
中高と陸上部。大学サークルでクラッシックギターに出会う。徐々に音楽の世界に。大学院で音楽学について学び、その知識を生かして卒業後、浜松の楽器博物館で学芸員として活躍。学芸員時代は博物館の楽器のリペアをしていたため、今でも古い楽器を修理するのが得意。 しかし人事異動で音楽とは関係のない部署に。その時、自分の能力を生かせる仕事をと思い、工房を立ち上げ大好きなクラシックギターマイスターの道が始まる。お客様の要望にできる限りを尽くし、目に見えない傷よりも、音の良いものを目指し、音に響かないような神経質なクオリティを省いて安価提供を目指す。
佐藤剛談/この仕事をしていて、自分の楽器を買った人に「音がだんだん良くなってきたよ」 と言われるのが一番のやりがいです。また、コミュニケーション能力は大事だと思います。私のギターを買う人の中には、初心者からプロ、若い人からお年寄りまで、様々な人がいます。多くの人々と交流しその一人一人の楽器との出会いを大切にしています。
資料提供/一般社団法人グローバル人財サポート浜松