(シリーズ:はままつの街道物語⑤)東海道案内―今切の巻―

潮の流れが速い今切を船で渡るのは、昔も今も大変なことです。江戸時代の渡船場は「雁木(がんげ)」といい、荷物の積み降ろしをした「渡荷場(とうかば)」、旅人が利用した「本雁木」、大名や幕府の役人が利用した「北雁木」(市指定史跡)がありました。舞阪宿には脇本陣が復元され、宿場東の入り口には、人馬の出入りを見張った「見付」の石垣(市指定史跡)があります。
【地域の逸品】
特産の伝統「舞阪の海苔生産道具」

舞阪の海苔養殖は、舞阪の浜で海苔が採れることを知った信州諏訪出身の海苔商人・森田屋彦之丞が養殖の実験をした文政3(1820)年に始まります。
養殖方法は、江戸大森の海苔職人・三次郎が伝えたもので、品川、大森周辺と同じ道具や技術が伝えられています。写真のユリボウ(揺棒)は、海苔を育てるソダ(椎や樫の木の枝を使う)を立てる穴を湖底にあける道具です。浜名湖開発の先覚者として知られる那須田又七がこの海苔養殖の振興を図り、今なお特産品として皆さんの舌を楽しませている「舞阪海苔」が生まれました。

北雁木の渡船場跡

今切の夜明け

県指定文化財「舞阪の海苔生産用具」

 

(参考出典/浜松市公式Facebook「いいら!プラス(Plus)」

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