「気賀関所」歴史探索プチ旅行。

浜松市北区細江町気賀に
気賀関所(きがせきしょ)があります。
気賀関所は旗本の気賀近藤氏が監理し、
関所手形により「入鉄砲に出女」を取締り、
周辺の要害村や新居関所、
金指の番所と共同で浜名湖上の通行や「横越し」を監視した場所です。

気賀関所

気賀関所は慶長6年(1601年)に徳川家康によって創設されたと言われています。
毎日明け六つ(午前6時)に開門し、暮れ六つ(午後6時)に閉門しました。

チケットとパンフレット

古くから、多くの旅人が往来した姫街道。浜名湖を渡る航路を避け、姫街道を利用する人も多かったようです。
この姫街道の通行を取り締まるため、慶長(けいちょう)6(1601)年、気賀宿の入口に、徳川家康によって設けられたといわれているのが気賀関所です。
気賀関所では、箱根や新居の関所とともに”江戸警護の重要拠点”として「入り鉄砲に出女」の監視を中心に、旅人や荷物を厳しく取り調べました。

本番所

江戸時代、細江町を東から西に横切っていた街道を東海道本坂越又は本坂道姫街道などと呼んでいました。
姫街道の要衛であった気賀の地に徳川家康は早悪から関所を設けて入り鉄砲と出女の監視を中心に通行する人や荷物の取り調べを行ないました。
その後
、箱根にも関所が設けられ
気賀関所は
箱根関所
今切(新居関所)と共に
東海道三大関所と言われ明治三年まで続きました。

女改め等身大の人形が、取り調べの様子を再現

女改とは女性を調べることで関所の役人が女手形に記されていること、本人の年齢や姿が一致しているかを入念に改めた。

本番所

本番所
この建物は本番所又は面御番所とも呼ばれ通行人の旅人や荷物などを取り調べたところ。

本番所の取り調べ

本番所

等身大の人形が並ぶ

遠見番所(とおみばんしょ)

遠見番所(とおみばんしょ)

遠くを見張るために建てられたもので、当時上階には釣鐘が掛けてあり、下の部屋には大砲が納められていました。
遠見番所は実際に上ることもできます。

姫様館

現在「姫街道」と親しまれている街道は、正式名称は「本坂通」で、東海道の脇道として、多くの大名や姫様が通ったと言われています。
当時、気賀関所周辺には、大名や姫様が宿泊する本陣もあり、気賀宿は大変にぎわったと言われており、それゆえに様々な歴史的な資料や品物が残されています。
それらの貴重な資料をこの「姫様館」にて展示しています。

駕籠

金さん銀さんも

道具や置物

江戸時代に大名などが使用した道具や置物などの展示

300年前の食事を再現

浄円院(八大将軍吉宗の母)が宿泊された時に、付き添いの人に出された料理を再現したものの展示。
当時としては最高級の食事で、一般市民は白米を食べることや夕食で二の膳まで食べることはなかった。
夏休みの歴史探索にぜひ、お出かけくださいね。
気賀関所
北区細江町気賀4577(TEL 523-2855)
入所料:150円(中学生以下、70歳以上〈証明書必要〉無料)
開所時間:午前9時~午後4時30分
休所日:年中無休(年末年始などに臨時休業あり)
ホームページ
http://www.kigasekisho.com/

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