ツッコミの加藤（左）とボケの安藤（右）、「藤」が2つで「Fuji2」（ふじつー）は、浜松お笑い芸人の一角を担っている。結成は2008年11月。結成当初、加藤はなんと16歳。対して安藤は29歳という年の差コンビである。しかしそんな年の差はあれど、漫才では安藤のボケの手綱を握り年下の加藤がツッコミをしている。…ってWikipediaか！！

浜松お笑い芸人の紹介記事を書いて欲しい、と言われて書き始めたものの、せっかくザザマガジンをご覧いただいているみなさんに彼らの魅力を伝えるためにはこんなWikiっぽい文章では伝わらないと思い、ここからは少々文体を崩させていただきます。 あ、私、面白そうなことに頭つっこみがちな一般人、浜松で好きなのはフットサルチーム「アグレミーナ浜松」、浜松祭りより地元の秋祭り派の某（ぼう）がお送りします。

～今回ご紹介する芸人～

Fuji2
豊橋漫才コンクールや昨年行われたよしもと浜松スター発掘オーディション「1-芸」での優勝経験がある実力派です。安藤ののらりくらりとしたボケに、加藤の若干ねっちりとしたツッコミがあとを引く面白さだな、と私は感じています。次からは個々の魅力を掘り下げてみましょう。

【加藤正浩】（カトウマサヒロ）
ツッコミ 少し浅黒い肌にくりくりの瞳。彼はマレーシアとのハーフだそうですが、日本語がとても流暢です。 というか、日本語しか喋れないです。なのでマレー語で話しかけても、さもわかったかのように「あはは！」と笑って流すでしょう。とても日本人。ツッコミ役ではありますが、浜松窓枠お笑いライブ のフリートークや大喜利コーナーでは全力でボケます。そしてスベっても大抵大声で乗り切ります。 加藤が声を張り上げている時は、あたたかく見守ってあげるのがいいでしょう。しかし漫才のネタは加藤が全て作っていて本人曰く「加藤はFuji2のブレーン」。

【安藤大祐】（アンドウ ダイスケ）
ボケ 漫才中は赤系の鯉口シャツを衣装として着ていることが多いですが、テキ屋とかでは働いていないと思います。多分。ちなみに、私が安藤と初めて会った時、隣に腰掛けながら 「オレ、安藤。風の妖精、安藤。」 と自己紹介されたときは（浜松にこんなヤベェ奴いるのか…）と震えたことを覚えています。 その第一印象を見事に覆すことなく、安藤は普段からものらりくらりとボケまくります。舞台上とのギャップが一番ない芸人さんかもしれません。

二人に今回 「Fuji2のことを紹介するにあたって、『これだけは紹介して欲しい！』ということはありますか？」 と尋ねたところ

加藤「相方の安藤さんは今年40歳になるのに、いまだかつて役に立った事がないが、ギャラが半々なことに納得がいっていない。加藤はほぼ相方のマネージャー。」
が、がんばれ加藤…

安藤「2019年度静岡県事業さんきゅうパパピカイチコンテストのファイナリストにも選ばれし、っていうことは紹介して欲しいです！」 ファイナリストには親子の似顔絵入りオリジナルエプロンがもらえるそうです。
よかったね…

そんな二人は仲良く同時期に結婚し、子供も1学年違い。お互いの息子がコンビ組むって言ったらどうする？と、聞いたら

安藤「俺がネタ書く！」
加藤「息子が大きくなる前に安藤さんとは縁切ります！」

結成10年が過ぎてもなんやかんや仲がいいFuji2でした。
彼らの漫才、一度見たらやみつきになりますよ！ ※個人の感想です。

浜松窓枠お笑いライブ
10年以上続く浜松でお笑いが観れる月1回の定期ライブです。
静岡県内外から芸人が集まって、ネタや大喜利、企画などなどを楽しくやってます。
日時 ： 毎月第4金曜日
開場19:30 ／ 開演20:00
会場 ： Live House 浜松窓枠【MAP】
料金 ： 一般 1,000円（1ドリンク） ／ 高校生以下 500円
■浜松窓枠お笑いライブHP
http://www.geocities.jp/hamamatsu_owarai/