浜松楽器職人名鑑 鶴見芳久(ギター) vol-4
鶴見芳久さんは子供の頃からプラモを作ったり、扇風機を分解したりしていた。ギターとは中学生のとき弾くことも好きだったが、作る方により興味がわき、サラリーマンをやめ、大阪の工房へ修行に出て1899年に独立し工房を始める。「楽器とは分解し、直せるようにできている。」と鶴見さんは語る。楽器は直し、直されて使われてきたものであって、手を加えることで、使える楽器にすることが職人の仕事。また、弾きやすさや音などそれぞれ人の好みがあるため、お客様がイメージしている音と自分のイメージしている音を同じにするように努めている。gs.Universeの楽器は上から下までバランスのいい音が出るのが特徴。
「鶴見芳久さん談」
音楽の町浜松という場所は音楽を好きな人が多いですし、お客さんは遠いところから来てくださる方もたくさんいます。震災時にはダメージを受けた楽器の修理をやりました。自分で作ったギターや修理したギターをお客さんに「よかった」と言ってもらえるのが一番嬉しいです。お客さんの1人1人に合わせて、楽器も1つ1つ違います。そのギターにあった施しかたをするように心がけています。
資料提供/一般社団法人グローバル人財サポート浜松
http://www.globaljinzai.or.jp/index.html