浜松楽器職人名鑑    江崎秀行(クラシックギター)  vol-10

『ギター作りのこだわりはなんですか?』

江崎:ギターは音が出る物ですから、究極の音を探しています。

『究極の音とはどんなものですか?』

江崎:スペインで100年前のギター作りを学んできました。できるだけ昔の音に近づけることにこだわっています。昔の音の良さを求めています。 よくギター作りに大切なのは寸法・材料・設計・弦が大事だと言われますが、私はもう一つ大切なものがあると思います。それは何だと思います?

『集中力とかですか?』

江崎:それも大切です、私はいつも「愛情と根気」と思っています。 ギター作りというのは当前ですが物を作ることです。ですからどうしても技術とか技量とかにとらわれてしまいがちになってしまいます。私は魂の部分も大切だと思うのです。何か物を作るときにはそのときの作った人の気持ちがその音にも出てきてしまいます。分かり易く言えば、何か辛いことがあったとき、悲しい気持ちでギター作りをしていたら、ギターも悲しい音になってしまうのです。

『愛情と根気を維持させるのはとても大変そうですね。』

江崎:でも、一生懸命、妥協なしでギターを作って完成したその音を聴いたときの喜びを考えると、がんばって作ろうと思えます。ギターっていうのは面白いもので、音に個性が出る楽器なのです。だから、50人いれば50種類の音がある。僕には僕自身の音があって、それを弾く人がいて僕の音が生まれる。これがギター作りの魅力です。

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http://ezaki.eshizuoka.jp

資料提供/一般社団法人グローバル人財サポート浜松

http://www.globaljinzai.or.jp/index.html

 

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