水窪の永福寺にて町おこしの会合が開催され、『脱限界集落』実践塾みさくぼの塾長の原さんを中心に話し合いがすすめられました。
今回メイン講師として、二俣町の地域活性化のために活動している『マルカワの蔵叉水』の本島慎一郎さんがお話しをしてくれました。
本島さんは、昭和47年に天竜青年会議所に入り、浜松ホトニクス株式会社の設立者の一人である羽生紀夫さんに北遠の活性化について話を聞き、実現のため三遠南信の町おこしの活動を始め、精力的に活動を続けておられます。
今回は、本島さんの今までの活動の紹介。そして、これらの活動を通して今後にどう繋げていくか、話し合いました。
本島さんは三遠南信地域づくり懇談会の開催やNPO法人の立上げなど、数多くの活動を進めてきました。そしてこれらの活動を経て、様々な地域で町の活性化を進めている人との結びつきが生まれたそうです。
本島さんは過去に、町おこしのため様々な仕掛けをしてきました。しかしそれは簡単なことではなく、やってもイベントだけで終わってしまい、なかなかものにならないことが多かったそうです。今後は、過去の反省を含めてどうしたら動いていけるか話し合い、水窪の町おこしに生かしていけたら‥‥とのことです。
今回会合に、初参加した30代男性は、名古屋から水窪へ家族三人での移住を考えているそうです。現代のネット環境や交通の発達などにより、山にいるからといって全て山の生活に合わせなくてもよくなり、不便な場所だという認識はあまりないそうです。一方都会に関しては、最近は魅力を感じることがなくなってきたそうです。それよりも環境も良く空気も綺麗な場所への移住が魅力的だそうです。このような意見は自分の周り(同世代の30代)でも多く聞くそうです。不便さを感じることもあるのではないかという意見に対しては、不便を感じるものを出していって1つずつ解決していったら良いのでは‥‥とのことです。
実践塾みさくぼの塾長の原さん他、多くの方が共通している意見として、町おこしには『物の見方・考え方・受け止め方』を変え、前向きな気持ちが大切だということです。今後どのように水窪の町が変化していくか期待しています。