(シリーズ:はままつの街道物語⑩)秋葉道―信仰の道―
塩の道といわれた秋葉道ですが、秋葉道は「信仰の道」ともいわれます。秋葉山と鳳来寺に参詣するため、秋葉山、雲名、石打、熊、大平、巣山、大野、鳳来寺、新城、東海道御油に至ります。特に熊(天竜区熊)は、江戸時代には市場が開かれた要所で、宿屋なども数多くありました。司馬江漢が天明8年(1788年)に滞在したことが「江漢西遊日記」に記されています。
【地域の逸品】
遠州秋葉山略縁起
秋葉山の縁起として、現在知られるもっとも古いものに属します。内容は、行期作と伝えられる聖観世音の由来、三尺坊の由来、機織井の伝説などで、最後に霊宝を書き上げています。享保2年(1717年)に作成されたものを、後に書写されたものが数多く存在します。
熊の街並み
秋葉神社下社
略縁起(表紙)
略縁起(内容)
(参考出典/浜松市公式Facebook「いいら!プラス(Plus)」)