静岡県浜松市中区、佐鳴湖は浜名湖とともに海から徐々に離されて出来上がった自然湖で淡水化していった。
新川によって浜名湖とつながっているために、1498年(明応7年)に起きた大地震や暴風雨によって浜名湖と遠州灘を隔てていた個所が決壊して浜名湖が汽水化したのに伴い、満潮時にわずかだが海水が流入してくるようになった。
淡水で生息する魚の他に汽水性の魚も見られる珍しい湖。
最近では浜名湖の塩水化の進行にともない塩分濃度が上昇し、1%を超えることもある。
現在公園を中心とした佐鳴湖の周囲は浜松市の桜の名所として知られ、毎年の花見シーズンには多くの花見客でにぎわう。
浜松市漕艇場があり、ボート競技も。
佐鳴湖すぐ沿岸にある根川山は、国土地理院の地形図に掲載された山のうち静岡県一低い山(標高32.0m)。
2022(c)参考資料写真
撮影年度2019〜2021
出典/浜松市HP