浜松市天竜区二俣町生まれ、文化勲章受賞の日本画家「秋野不矩さん」の美術館に行ってきました。「浜松市秋野不矩美術館」は二俣の街を一望できる丘の上にたっています。建築家・藤森照信氏が設計した美術館は、地元特産の天竜杉や漆喰の壁など自然素材がふんだんに使われ、とても温かみのある建物です。展示室は靴を脱いで鑑賞するようになっていて、居心地のよい空間でした。第2展示室は大理石の床で静かにゆっくり作品を鑑賞することができます。
平成29年12月2日から平成30年1月14日まで「秋野不矩画業の地平Ⅳ〜古き日を想う」が開催されています。「いっすんぼうし」や「やまねことにわとり」の絵本の原画や昭和21年頃の作品「童女」から晩年の作品である「オリッサの寺院」などが展示されていました。どの作品も素晴らしかったのですが、特に気に入ったのが、インドの絵です。秋野不矩さんが描くインドの絵はあたたかく、力強く、そしてカラッとした印象を受けました。見れば見るほど惹かれる作品でした。
「浜松市秋野不矩美術館」は何度も訪れたくなる魅力的な美術館でした。
浜松市役所市民部秋野不矩美術館
〒431-3314 浜松市天竜区二俣町二俣130
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