愛知県豊川市にある豊川海軍工廠平和公園にやってきました。
こちらの豊川海軍工廠はかつて東洋一の兵器工場と称されており、
昭和20年(1945年)8月7日、アメリカ軍による空襲で多大な被害を受けた事による跡地であり、戦争の悲惨さと平和の尊さを伝える事を目的とした、火工部があった場所に整備された公園となっています。
公園内ではおもに旧第一火薬庫、旧第三信官置き場、そして豊川平和交流館があり、豊川海軍工廠の歴史を学んだり、今も残る戦争遺跡などを見る事が出来る貴重な場所となっております。
駐車場の様子
駐車場は広々としており、(約60台駐車可能)
入園料も無料となっております。
中の公園内様子
中は大変綺麗で、かつてここが戦争の一舞台だったとは信じられない思いになります。
旧第三信官置き場階段
旧第三信官置き場(上から撮影)
こちらは豊川市指定史跡にもなっている、豊川海軍工廠当時の建物がそのまま残っています。
こちらでは弾丸の起爆装置となる信官を保管していた施設であります。
当時のと思われる跡が所々残っており、真剣に見入ってしまいました。
中の公開は常時公開はされていないのですが、定時では行っているそうで、
ガイドさんによる見学も可能との事です。(希望する際は問い合わせ必須)
「周囲を囲んでいた土塁」
かつて、信官置き場では爆発事故が起きた際に周囲に被害が及ばないよう、建物の周囲を土塁で囲んでいたそうです。
旧第一火薬庫
そしてこちらが火薬を保管していた施設であり、当時の建物の様子です。
公園内の明るさとは正反対の静寂さが思わず息を呑みました。
こちらも常時公開をしていないのですが、ガイドさんによる定時公開はされているので、見学可能との事です。(こちらも問い合わせ必須)
公園内の広場の様子
緑が多く、所々にベンチや噴水などの休み場所があったり遊具などもあり
公園内もとても綺麗で家族連れや
散歩をしている方が多く見られました。
平和交流館
そしてこちらが平和交流館になります。
こちらでは豊川海軍工廠の歴史や戦争遺跡の解説提示、ボランティアさんによる工廠の語り継ぎなども行っております。
戦争を体験した当時の学生さんの日記や当時の戦争の様子が写真におさめられており、
今この現代の平和がいかに幸福であり恵まれた状態なのかを痛感し、そして戦争の悲惨さを決して忘れてはいけないなと強く感じ、涙が溢れていました。
中の撮影は不可だった為、画像でのお伝えが出来ないのですが、是非一度足を運んで直接見て、戦争と平和を強く感じていただきたいと思いました。
のどかな場所で大変綺麗な公園内にあり、入園料も駐車場も無料なので、是非一度ご家族や学生さん同士などで足を運んでみてはいかがでしょうか。
〒442-0061
愛知県豊川市穂ノ原三丁目13-2
TEL
(0533)95-3069
「開園時間」
午前9時〜17時
休園日
火曜日(祝日は開園)、年末年始12月29日〜1月3日
入園料
無料
ボランティアガイドをご希望の方
平和交流館の受けつけに直接お問い合わせ下さい。